作品データ
原題:龍兄虎弟
監督:ジャッキー・チェン
脚本:エドワード・タン、バリー・ウォン、他
出演:ジャッキー・チェン、アラン・タム、ローラ・フォルネル
制作:1986年、香港
あらすじ(ネタバレなし)
世界征服を目論む邪教集団が、冒険家アジアの鷹ことジャッキーを利用して、世界中に散逸した5種の神の武器を集めようと企む。
『サンダーアーム/龍兄虎弟』の感想
これは忘れもしない私が高校とき、ジャッキー・チェンが大ケガをしたことで話題になった映画で、さらに公開時に「86年ジャッキー・チェン映画はこれだけ」みたいなキャッチフレーズで盛んに宣伝していたのを覚えている。
いわゆるこの頃のジャッキー・チェンは年に何本も新作が出ていたのだが、この年は大ケガにより他の映画が撮れなかったので、日本の配給会社がそれを宣伝文句に利用したのだな。
なんといってもこの映画はクライマックスの戦いがおもしろい。
ちょっと中盤ゆるいし、ジャッキー・チェンの映画にしては妙に人が死ぬシーンが多く、破壊的な描写があったりするが、ラストバトルで帳消し。
ハイヒールを履いた5人のアマゾネス軍団みたいなのと戦うシーンとか、無理クリな気球へのダイブとか、とにかくクライマックス以降はジャッキー・チェン・アクションの王道で、ホッとするとともに、思い切り楽しませてくれる。
だいたいハイヒールなんて動きにくいんじゃないかと思うのだが、そのハイヒールのかかとを折られることで逆に弱くなるところがおもしろい(脱げよ)。
冒頭の蛮族から逃げるシーンなどはインディ・ジョーンズの影響がぷんぷんするのだが、最後に洞窟から脱出するシーンでそれは確信に変わる。
まるきり同じなカットじゃないかあれ。
ちなみにかのスペイン女性のヒロインは『スパルタンX』よりこちらの方がよかった。
評価
この映画をみるとガムが食べたくなるね。
★★★★★
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