トナカイのほうがずっといい(Reindeers are better than people)の歌詞(和訳)で英語の勉強【アナと雪の女王】

本日は映画『アナと雪の女王』の挿入歌、『Reindeers are better than people(トナカイのほうがずっといい)』の歌詞で英語の勉強をしてみたいと思います。

ミュージカルシーンと呼ぶのも微妙な短い曲ですが、なにげに英語の勉強になる熟語がいくつかあります。

まずは歌詞と私の和訳をご一読ください。

Reindeers are better than people
トナカイのほうがずっといい

Reindeers are better than people.
Sven, Don’t you think that’s true?

トナカイは人間より善良だよな
スヴェン、お前もそう思うだろ?

”Yeah, People will beat you & Curse you & Cheat you.
Every one of em’s bad, Except you.”

「ああ、人間は乱暴だし、口汚いし、嘘つくし
みんなダメだ、キミだけは例外だね」

Oh, Thanks, Buddy.
But People smell better than Reindeers.
Sven, Don’t you think I’m right?

ありがとう、友よ
でも人間はトナカイより良い匂いだよな
スヴェン、お前もそう感じないかい?

“That’s once again true, For all Except you.”

「それもまったく本当だ。でもキミだけは例外だね」

You got me.
Let’s call it a night.
“Good night.”
Don’t let the Frostbite bite.

こいつは一本とられた
そろそろ寝るか
「おやすみ」
シモヤケにしてやられないようにね




For all(それにもかかわらず)

英語の勉強ポイントその1はこちらのフレーズ。

That’s once again true, For all Except you.
(それもまったく本当だ。でもキミだけは例外だね)

For all = それにもかかわらず

なんで for all が「それにもかかわらず」という意味になるのか、ちょっとわかりにくいですよね。

噛み砕いて分析すると「そのことをぜんぶ踏まえても」というニュアンスなんですね。

主旨を逆転させるときに使われる熟語です。

以下の用例のように、for all that 〜 の構文で使われることも多いです。

映画『パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド』より
For all that pirates are clever clogs, we are unimaginative when it comes to naming things.
(海賊は学識高い人種だけれども、ネーミングセンスとなると、ちょっと想像力に乏しいな)

for all はこんな感じでよく否定的な概念を表す場合がありますね。

もちろん全体としては稀なケースではありますが、ちょくちょく見かけるので、覚えておくといいと思います。

そういえば、for all を使った熟語で、こんな言葉がありました。

for all I care = 私の知ったことではない

for all の否定を表す用法としてこちらの表現もセットで覚えてしまいましょう。
他の映画から2つばかし用例をあげておきます。

『レ・ミゼラブル』より
Shoot me now for all I care!
(さあ、撃ちたければ撃て!)

映画『ハリーの災難』より
SAM : You see, we don’t know quite what to do with Harry. Thought you might have suggestions
JENNIFER : You can stuff him for all I care. Stuff him and put him in a glass case. Only I’d suggest frosted glass.

サム「ねえ、ハリー(の死体)をどう始末したらいいのか、決めかねているんだ。きみなら何かいい提案をくれるんじゃないかと思って」
ジェニファー(ハリーの妻)「剥製にでもどうにでもしたらいいわ。剥製にして、ガラスケースに飾っといてよ。ただそうするときは、すりガラスにしてね」

前々回のブログでもヒッチコックの映画のセリフを引用しましたが、ヒッチコックの映画はいつも会話がおもしろいですね。

以上、for all が否定を表す熟語についてでした。

「一本とられた」を英語で?

次はこちらの一行。

You got me.
こいつは一本とられた

get はこの you got me の形で使われることがよくありますので、熟語として覚えておくといいと思います。

まずこの歌の歌詞に出てくる用法について。

これはいい意味で「やられた!」と思ったときに使います。

ゲームや勝負で負けて「まいった。負けたよ、お前には」と言うとき。
冗談を言われて、ウケたとき(つまらない冗談を言われたときの皮肉にも有効)。
隠していた秘密がバレたときや、騙そうとしていた人に見破られたときに、「アンタは何もかもお見通しだね」という意味でも使えます。

ただ、一番多い使われ方は、人に何か頼まれて、「しょうがないなあ、わかったよ」という場合ですね。

他の映画から2つばかり用例をあげてみます。

映画『怪盗グルーの月泥棒』より
AGNES : Will you play with us?
GRU : No.
AGNES : Why?
GRU : Because I’m busy.
MARGO : Doing what?
GRU : Okay, okay, you got me.

アグネス「遊んでくれる?」
グルー「ダメ」
アグネス「なんで?」
グルー「忙しいのだ」
マーゴ「なにで?」
グルー「わかったわかった。しょうがないな

映画『スカーフェイス』より
IMMIGRATION OFFICER : You want to tell us about it or you want to take a trip to the detention centre?
TONY : Okay, you got me. I was in the can one time.

入国審査官「(前科を)正直に言わないと、留置所にブチ込むぞ」
トニー「わかったよ。前に一度だけ服役したよ」

get はとにかく意味が広いので、文脈によって使い道もいろいろですね。

「今夜はおひらきにしましょう」を英語で?

最後はこちらのフレーズ。

Let’s call it a night
今夜はここまでにしてもう寝よう

この call it a night で

「今日のところはこれでおしまいにして、もう寝よう」

という意味の熟語になります。

ただし意味はこれだけじゃなくて、

「もう今日のところはこれでおしまいにしてして、もう帰ろう」

という意味でも使えます。

とにかくそれまで何かをやっていて、それをもう止めにしよう、という概念が含まれる言葉です。
で、だいたい家にいるときは「もう寝よう」で、外で誰かと何かをやっている場合は「もう帰ろう」という文脈になりますね。

ちなみに夜じゃなくて、明るいうちに早々と切り上げる場合は、night の部分を day にして

call it a day = 今日はこれで終わりにしよう

という熟語もあります。

その他の注目ボキャブラリー

beat = 打ち負かす

curse = のろう、ののしる

cheat = だます

except = 〜以外は

frostbite = 凍傷、しもやけ

bite = 噛む

あとがき

本日は『Reindeers are better than people(トナカイのほうがずっといい)』の歌詞から、日常会話に使えそうな3つの熟語表現をピックアップしてみました。

短い歌だけに暗記しやすいですから、1日で一気にボキャブラリーが増やせますね。

そういう点で、映画『アナと雪の女王』のなかでも英語の勉強ポイントはかなり高めの一曲だと言えます。

では今日のところはこれで……

Let’s call it a night

トナカイ

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