トム・ペティの『learning to fly』の歌詞(和訳あり)で英語の勉強

Tom Petty & the Heartbreakers – Learning To Fly

本日はいつもとちょっと趣向を変えて、洋楽の話題です。

2017年10月2日、アメリカのロックミュージシャン、トム・ペティ(敬称略)が心不全でお亡くなりになりました。

トム・ペティは、私がこの世でもっとも愛するロックミュージシャンだったので、あまりのショックでしばらく放心状態でした。

そして私の心にふつふつと湧きあがってきたのは、今こそトム・ペティについてこのブログで書いておかないといけないな、という想いです。

実は今年の6月にこのブログを立ち上げるときに、ブログのタイトルにしようとずっと心に決めていたのが、『Learning to Fly』だったんですね。

Learning to Fly』は、トム・ペティ&ザ・ハートブレイカーズの曲のタイトルです。

ところがブログ開設直前になって、「日常ブログならともかく、何か明確なテーマがあってブログをやる場合は、タイトルから内容が一発でわかるようなものが好ましい」とアドバイスを受けて、いろいろ考えた末、うまいタイトルが思いつかず、けっきょく「映画で英語を勉強するブログ」などという、ほとんど内容をひと言で説明しただけの、もうタイトルとも言えないようなものになったんですね。

それにインターネットを検索したら、英語関係で『Learning to Fly』というブログがすでにあったのもこのタイトルを断念した理由のひとつです。

まあそんなわけで、『Learning to Fly』は、このブログの最初で最後のタイトル候補だったんですね。

Learning to Fly』とは、直訳すると「飛ぶことを学ぶ」という意味です。

英語を勉強するブログになぜこのタイトルをつけようと思ったのかというと、人が英語を学ぶさい、英語を勉強すること自体が目的になってはいけない、という基本的な考えがあったんですね。

いうまでもなく、われわれが英語を学ぶのは、英語を身につけて、その先にある目標を達成するための手段としてですよね。

例えば英語を使って仕事をしたいとか、海外で生活をしたいとか、いろいろな国のお友だちをたくさん作りたいとか、英語の本や映画やテレビをもとの言葉で楽しみたい、とか。

いわば、英語はその目的のための翼のようなものですよね。
翼を手にした後は、ちゃんと羽ばたいていかないといけませんし、そして翼を手にした後も、その翼を磨いてさらに高いところに昇っていけるように学習していかないといけない。

どんな空に向かって飛んでいきたいのか、その願望なしに、ただ英語を学ぶことが目的になっては意味ないですもんね。

『Learning to Fly』っていうタイトルには、そうやって、英語という翼を身につけて、目標に向かって羽ばたいていこう、というイメージを込めていたんですね。

今となっては単なるブログ立ち上げ前の裏話でしかありませんが、このブログが皆さんにとっての『Learning to Fly』であってほしいな、という気持ちには変わりありません。

さてそういうわけで、本日はトムへの追悼の意を込めて、このブログ唯一のタイトル候補であった『Learning to Fly』の歌詞を訳してみました。

トムをご存知なかった方も、ぜひ冒頭に貼ったプロモと一緒に味わっていただければ幸いです。

Learning to Fly
飛ぶことを学ぶ

Well I started out down a dirty road
Started out all alone
And the sun went down as I crossed the hill
And the town lit up, the world got still

ああ俺は汚れた道から歩きはじめた
たったひとりで歩きはじめたんだ
じきに陽が沈み、俺は丘を越えてきた
そして街の灯はともり、世界は静かだった

I’m learning to fly, but I ain’t got wings
Coming down is the hardest thing

飛ぶことを学ぶんだ、翼はまだない
でも降りてもどるのは、何より辛い

Well the good old days may not return
And the rocks might melt and the sea may burn

ああ古きよき時代はもう戻らないだろう
たとえ岩が溶けて、海が燃え上がろうとも

I’m learning to fly, but I ain’t got wings
Coming down is the hardest thing

飛ぶことを学ぶんだ、翼はまだない
でも降りてもどるのは、何より辛い

Well some say life will beat you down
Break your heart, steal your crown
So I’ve started out for God knows where
I guess I’ll know when I get there

ああ人生には打ちのめされてばかりって言うよな
裏切られ、栄光もかすめとられるってよ
だから俺はまた歩きはじめたんだ、どこへともなく
たどり着いたとき、そこがどこかわかるだろう

I’m learning to fly, around the clouds
But what goes up must come down

飛ぶことを学ぶ、雲をぬけて
しかし上にあるものは、いつか落ちてくるものさ

I’m learning to fly, but I ain’t got wings
Coming down is the hardest thing

飛ぶことを学ぶんだ、翼はまだない
でも降りてもどるのは、何より辛い

I’m learning to fly, around the clouds
But what goes up must come down

飛ぶことを学ぶ、雲をぬけて
しかし上にあるものは、いつか落ちてくるものさ

I’m learning to fly
I’m learning to fly

飛ぶことを学ぶ
飛ぶことを学ぶ




注目のボキャブラリー

start out = (長い旅などを)はじめる
start だけでも「はじめる」を意味しますが、out がつくと「長い旅に出かける」みたいなニュアンスになります。
日本語にすると「さあ出発だ」みたいな感じですね。

get still = 静止している、動かないでいる

good old days = 古き良き時代

some say 〜 = 〜と言われている

beat down = 打ちのめす

break someone’s heart = 〜の心を砕く

steal = 盗む、かすめとる

crown = 王冠
「栄光」なんかのの暗喩としてよく使われます。

for God knows where = どこへともなく
for は「行先」をあらわす前置詞。
「行先は神のみぞ知る」と訳してもよいですね。
from God knows where だと「どこからともなく」という意味になります。

What goes up must come down = 上がるものは必ず下がる
英語圏にもとからあることわざです。

あとがき

トム・ペティ&ザ・ハートブレイカーズの名曲『Learning to Fly』の歌詞、いかがでしたでしょうか。

私はこの歌詞から、何かしら挫折や苦境をくぐりぬけてきた人間が、ふたたび這い上がってゆこうとしている姿が浮かんできます。

トムの書く詞はシンプルで味わい深い、そんな印象をいつも受けますね。
くりかえし聴いていると、言葉にならない何かをもらった気持ちになります。

この『Learning to Fly』という曲は、トラヴェリング・ウィルベリーズというバンドでトムと共演したこともある盟友ボブ・ディランが、トムへの追悼の意を表してか、先週の24日にコロラド州でのライブでカバーして話題になっていますね。
以下のYouTubeで映像も見れます。

Learning to Fly – Lucky Wilbury

さて、ひとつだけではなんとなく物足りない気がするので、次回のブログでもトムの歌詞をとりあげようと思います。

映画の話題が目当てでいらしてる方には申し訳ありませんが、しばしおつきあいください。

最後に、この場を借りて、トム・ペティのご冥福をお祈りいたします。

トム、今までありがとう。

いかん、涙が出てきた。

トム・ペティ

こちらの記事もどうぞ。
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