映画『ランボー/最後の戦場』本物のアクションとは痛いものなのだ

ランボー/最後の戦場
出典:imdb
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作品データ

原題:Rambo
監督:シルヴェスター・スタローン
脚本:シルヴェスター・スタローン、アート・モンテラステリ
出演:シルヴェスター・スタローン、ジュリー・ベンツ
制作:2008年、アメリカ

あらすじ(ネタバレなし)

ジョン・ランボーはタイのジャングルで、ボートによる運搬やヘビ狩りを生業としながら、ひっそりと暮らしていた。人権弾圧が続く隣国のミャンマーでは、軍事政権が少数民族カレン族を凌虐し、土地や天然資源を略奪していた。ある日、ランボーの前にキリスト教系NGOの一団がやって来て、ミャンマーへの案内を依頼する。最初は断ったランボーだったが、NGOの1人サラ・ミラーの熱心な頼みに心動かされ、彼らをミャンマーに送ることを決意する。なんとか彼らをミャンマーまで送り届けたランボーだったが、数日後、NGO一行が極悪非道な独裁者ティント率いるミャンマー軍に捕らえられたことを聞く。救出のためランボーは再びミャンマーへと向かう。

『ランボー/最後の戦場』の感想

最初はランボーらしからぬドキュメンタリー映像のクリップ、そしてミャンマー内戦の殺伐とした描写。
単なる快楽的なハリウッド・アクションにしないぞ、というスタローンの気合みたいなものを感じた。

いっそこの雰囲気のまま20分くらい進んでやっとランボー登場、なんてのもいいんじゃないかと思ったが、まあいい。
ハリウッド映画にそこまでの志の高さは期待していない。

いやしかしなかなかどうして、ゴリっとしたドキュメンタリータッチの映像に本格的な戦争映画みたいな爆発と虐殺。

パート3のヘリコプターと戦車が体当たり、みたいな派手なアクションを排除して、しっかりと“痛み”を感じさせるアクションを、という志の高さが伺える。

20年ぶりの新作にして、シリーズ第1作目のテンションに戻った。
スタローンは勇気を出してかなり頑張った。

スタッフ「え。ランボーシリーズでそれやっちゃうんですか」
スタローン「いいんだ。ランボーは今こそ原点に戻るんだ!」
そんな会話が頭に浮かぶな。

ちょっと人種差別っぽい表現は気になるが、なかなかの傑作。

評価

シリーズ最高傑作といっても過言ではないかも。
★★★★

Good Movie 認定


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