Sixteen Going on Seventeen の歌詞で英語の勉強【サウンド・オブ・ミュージック】

リーズルは電報配達人のロルフと恋仲で、マリアがやってきたその日の夜も、夕食の席を抜け出して庭で逢引をしています。

ここでふたりが歌う「Sixteen Going on Seventeen(きみは16、もうすぐ17)」がいいんですね。

その中の一節。

(上の動画の0:27からの部分)
You are 16 going on 17
Baby, it’s time to think
Better beware Be canny and careful
Baby, you’re on the brink
You are 16 going on 17
Fellows will fall in line
Eager young lads And rogues and cads
Will offer you food and wine
Totally unprepared are you
To face a world of men
Timid and shy and scared are you
Of things beyond your ken

きみは16、もうすぐ17
お嬢さん、そろそろ考えな
お利口さんになって、気をつけることだ
お嬢さん、お年頃なんだから
きみは16、もうすぐ17
男たちが列をなしてくるよ
必死な若者、ゴロツキ、ゲス野郎ども
ご馳走とワインを差し出してくる
きみはまったく無防備で
男たちの世界に飛び込んで
臆病で内気で怯えるばかり
きみの理解を超えてるよ

ロマンス




理解を超えている beyond one’s ken

この中に出てくる、canny(利口な、慎重な)と ken(理解、視界)はどちらも北イングランドの古語「can(知る)」が語源だそうです。
助動詞の「can(〜できる)」や動詞の「know(知る)」なども同じ語源とのこと。

ken は、だいたい

beyond one’s ken = 〜の見識を超えている、理解を超えている

の形で使われる言葉なので、これでひとまとまりで覚えておくとよいでしょう。

同じ「崖っぷち」でも日本語とは意味が違う on the brink

brink は崖っぷち(瀬戸際)という意味で、「on the brink」で「崖っぷちにいる」いわゆる「何かの直前である」ことを表す言葉です。

日本語で「崖っぷち」というと「もう後がない」みたいなあまり良い意味ではありませんが、英語の on the brink は下記の例のようにむしろ良いことの直前にもよく使われますね。

映画『バートン・フィンク』より
My place is here right now. I feel I’m on the brink of success.
(私の今の居場所はここだ。成功まであと一歩のところなんだよ)

(下の動画の0:42からの部分)

もちろん悪いことにも使われますが、それでも日本語の「崖っぷち」とはかなりニュアンスが違いますね。

映画『アバター』より
We’re on the brink of war and you’re supposed to be finding a diplomatic solution.
(戦争になるところなんだ、外交的な解決策を考えないと)

上記の例のように、何かのターニングポイントにさしかかったときによく使われる言葉です。

『サウンド・オブ・ミュージック』の曲「Sixteen Going on Seventeen(きみは16、もうすぐ17)」の場合は、少女と大人の女性との境目にある重要な時期、ということを表しているんですね。


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