【サウンド・オブ・ミュージック】冒頭の曲の歌詞(和訳)で英語の勉強

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本日はひさびさにミュージカル映画『サウンド・オブ・ミュージック』から、冒頭に流れる表題曲の歌詞をとりあげます。

曲のタイトルは映画と同じ『The Sound of Music(ザ・サウンド・オブ・ミュージック)』ですが、一部で歌詞の冒頭から『The Hills Are Alive(丘は生きている)』の表記もみられますね。
映画のタイトルと同じだと混同するので、こういう通称が生まれるんだと思いますが、この別タイトルも実によく歌詞の内容を表していますね。

というわけで、英語の歌詞と私の和訳をご覧ください。

The Sound of Music
ザ・サウンド・オブ・ミュージック

The hills are alive with the sound of music
With songs they have sung for a thousand years
The hills fill my heart with the sound of music
My heart wants to sing every song it hears

丘は生きてる 音楽とともに
千年も歌いつづけているあの歌
音楽で丘はわたしの心を満たす
それを聴くたび、わたしの心も歌いだす

My heart wants to beat like the wings of the birds
That rise from the lake to the trees
My heart wants to sigh like a chime that flies
From a church on a breeze
To laugh like a brook when it trips and falls over
Stones on its way
To sing through the night like a lark who is learning to pray

わたしの心は鳥の羽のようにリズムを刻む
その鼓動で湖や木々まで目をさます
教会からそよ風にのって聴こえてくる鐘の音のように
わたしの心はため息をつき
流れ流れて石につまずいて
ころんだ小川のように笑い
そして祈りをおぼえるヒバリのように夜どおし歌うの

I go to the hills when my heart is lonely
I know I will hear what I’ve heard before
My heart will be blessed with the sound of music
And I’ll sing once more

心が寂しいとき、わたしは丘にいく
きっとまた聴こえてくる いつか聴いたあの調べ
わたしの心は音楽の恵みをうけ
そして、わたしはまた歌うの




注目のボキャブラリー

fill 〜 with … = 〜を…で満たす

sigh = ため息

brook = 小川

trip and fall = つまずいてころぶ
似たような表現で slip and fall だと「すべってころぶ」になります。
trip は名詞「旅行」の意味がよく知られてますね。
動詞だと「つまずく」という意味があります。
小川の水が、石にぶつかって波打ったり、少し高くなっているところから小さな滝みたいになって落ちている、みたいな光景が浮かんできますね。

on its way = その過程で、途中で
これは小川のことを描写している部分ですので、「流れていく途中で」「流れてゆく過程で」ということになりますね。

through the night = 夜どおし、一晩中

lark = ヒバリ

be blessed with = 〜に恵まれた、〜の恩恵を受ける

Sky Nature Mountain Landscape

あとがき

『サウンド・オブ・ミュージック』をとりあげるのはほぼ1年ぶりですね。

なんで今ごろ『サウンド・オブ・ミュージック』なのかというと、単純にまだ歌詞をぜんぶ紹介してなかったからなんですね。

このブログ、最初のうちは映画のなかから英語の勉強になりそうなフレーズを部分的にピックアップして紹介していました。

ところがあるとき「ミュージカルシーンの場合は歌詞ぜんたいをとりあげたほうが親切かな?」と思いたち、『Climb every mountain』から歌のシーンは全訳を掲載するようにしたんですね。

そしたら『Climb every mountain』のページがこのブログで長期にわたってもっとも観覧されているページになったんです。
やはりそれだけニーズがあるんですね。

前回で『アナと雪の女王』も終わりましたので、次の映画に入る前に、もう一度『サウンド・オブ・ミュージック』でスルーしていた曲をこのブログで改めてとりあげることにしました。

歌になっている部分はひとまとまりに歌詞ぜんたいの英語を理解できるようにした方が英語の勉強になりますよね。
英語の勉強ブログをやる以上、最初に気がつくべきでした。

併せて抜粋になっているページも修正していく予定ですので、どうぞご活用ください。