下ネタのコントで英語のリスニング第2弾【サタデー・ナイト・ライブ】他

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毎回テーマを決めて海外のコントを紹介しておりますが、なんだか「下ネタ特集」の記事だけが連日けっこうなアクセスをはじきだしております。
数で比較すると、他のコント記事の10〜100倍くらい多いんですね。
やっぱり日本の皆さんも下ネタ好きなんでしょうか。

というわけで、勝手に好評だったと判断して、英語のコントでリスニング・下ネタ特集の第2弾をやりたいと思います。

今回はアメリカのお笑いで下ネタといえばこの人、エイミー・シューマー(Amy Schumer)のコントを中心に、私が爆笑したものを厳選してみました。

エイミー・シューマー(Amy Schumer)

エイミー・シューマー(Amy Schumer)

もう前回の下ネタ特集がディズニーに思えてくるほど、過激な下ネタの嵐です。

例によって私が笑った順に並べてあります。
ただ一部、笑えたけどあまりにもくだらなくて下の方にしたのもあります。

それではどうぞ楽しみながら、英語のリスニング力を磨いてください。




目次

フィンガー・ブラスターズ(Finger Blasters)

最初は Comedy CentralInside Amy Schumer から、究極の下ネタコントをご紹介します。

しょっぱなからこれはすごいです。
多少の下ネタでは驚かない私でもさすがにこれは呆れました。
若い娘さんになんてことさせるんだエイミー・シューマー。

内容は、Finger Blasters(フィンガー・ブラスターズ)というレトルト食品のフェイクCMコント。

blast = (ラッパなどを)吹く、爆発させる、撃ち落とす

つまり Finger Blasters とは直訳すると「指で爆発させるもの」ですが、ここでの意味はなんでしょう?

まずはコントをご覧ください。

[注目のボキャブラリー]
What else is new? = 相変わらずね(0:03)
food prude = 変わった食べ物や下品な食べ物を食べようとしない人、普段からオーガニックフードや野菜中心の食生活をしていてジャンクフードなどを食べようとしない人(0:55)
That’s a shocker = 衝撃的だわ(1:01)

見てお察しのことと思いますが、finger blasting というのは、指を使って女性を〇〇〇させること。
(〇〇〇に入る言葉は、コントを見たらなんとなくわかりますよね)

どうしてもわからない方は、urban dictionary あたりで「finger blasting」と入力して調べてみてください。

「No. Two is good for now(0:42)」とか「I just finger blast myself(0:52)」とか「That’s a shocker(1:01)」とか、女の子のセリフがわが耳を疑うほどおもしろいですね。

産婦人科(Gyno)

次も Inside Amy Schumer から。

前回の下ネタの回の最初に産婦人科ネタを紹介しましたが、Betch! のコントのほとんどが日本からの視聴にブロックがかかって見れなくなってしまいましたね。
大好きなコント番組だったのに残念です。

というわけで、リベンジで今回もクオリティの高い産婦人科ネタのコントをひとつ。

[注目のボキャブラリー]
Gyno = gynecologist の略 = 産婦人科
penetration = 挿入
(0:32)
refer to = 〜に触れる、参照する(1:06)

一応、内容の解説。

産婦人科の女医さんが「pussy(プッシー)」「hair pie(毛パイ)」「Tuna Taco(マグロのタコス)」「sausage wallet(ソーセージ財布)」「Lizard mouth(トカゲの口)」「steaming hot pocket(蒸しホットポケット)」など、女性器を意味する単語・隠語を連発するので、エイミー・シューマー演ずる患者さんが困る、というコントでした。

このコントを見ると、同じ女性器を意味する言葉でも「vagina(ヴァジャイナ、ヴァギナ)」は正式な医学用語で、「pussy(プッシー)」はスラングだからお下品な言葉になるってことがわかりますね。

ただ前回紹介した Betch! のコントでは女医さんが「vagina」という言葉を連発するので、患者さんが困ってしまうというコントでしたから、「vagina」でもかなり恥ずかしい言葉ではあるようですが。

ちなみに、このコントのおもしろいところは、いつも恥ずかしげもなく「pussy」を連発している下ネタ芸人のエイミーが、こういう役を演じているところですね。

そういえば、エイミーがしょっちゅう「pussy」ばかり言ってることをネタにした「エイミーのプッシー狂(Amy’s Pussy Obsession)」というコントもあります。

あと、前半のこの会話もかなりおかしいですね。

(0:19のところ)

GYNO : So, have you had any new sexual partners since the last time I saw you?
AMY : Oh, nnnnnnnnnnnnnnnnnnnn … what do you consider sex? Penetration? Or …
GYNO : Well, no, there is, all kinds of, different kinds of sex.
AMY : OK, then, yes. A bunch. But we used a condom. Their call.

ポルノ映画レビュー(X-Rated Movie Review)

さて次は懐かしの30年近く前の Saturday Night Live から。

これ、私がアメリカに住んでいたときに生放送で見ていて爆笑したコントで、懐かしさのあまり思わずピックアップしちゃいました。
ビデオに録画して何度も見てましたね。

当時、私が一番好きだったケヴィン・ニーロンがポルノ映画のレビューをするというコント。

英語が単純で聞き取りやすいので、リスニングにもオススメです。

[注目のボキャブラリー]
X-Rated Movie = X指定の映画 = ポルノ映画

ケヴィン・ニーロンのレビューが何を意味しているのか、男性ならわかりますよね。
前半「interested」を繰り返し言う回数が増えてゆくところとか、演出が細かいです。

ケンパー・ペディック・ベッド(Kemper Pedic Bed)

次も Saturday Night Live から。

隣で伴侶が何をやっていてもぐっすり眠れる、衝撃吸収力抜群マットレスのフェイクCMコント。

このコントの書き起こしはこちら

[注目のボキャブラリー]
night owl = 夜働く人、夜更かしさん
absorb = (衝撃などを)吸収する、やわらげる

最初のほうと最後に出てくるロゴマークのイラストもさりげなくおかしいです。
これ、かなり高度な笑いと言えるんじゃないですかね。
繰り返し見るたびにより笑えるようになってくるコントです。

お口で長引かせ作戦(Operation Enduring Mouth)

またまた Inside Amy Schumer から。

CIAのスパイが大企業の社長を生け捕りにしてくる任務を与えられる。
ターゲットの注意を引きつけておくために、女スパイが与えられた任務とは……というコント。

リスニングはちょっと上中級レベルですが、かなり笑えます。

[注目のボキャブラリー]
distract = 人の気を散らす、人の注意をそらす(0:53)
blowjob = フェラ(1:08)
scrunchie = シュシュ(1:44)

ここでエイミーが与えられる Butter Face(バター顔)というコードネーム。
これは同じ発音の but her face(顔以外は……)が語源で、「顔以外はイイ女」「カラダはセクシーだけど、顔はブサイク」という意味だそうです。

もっとあなたの近くに(Closer to You)

次も Inside Amy Schumer から。

恋人が仕事に出かけているあいだも、恋人を近くに感じていたい、という女の子の気持ちを歌ったミュージックビデオ風コント

めちゃくちゃバカバカしいです。
かなり笑ったんですけど、あまりにもくだらないのでちょっと下方にもってきました。

誰が歌ってるのか知りませんが、歌が真面目にうまいところが余計おかしいですね。

レベッカ・ローミンの手ブラ(The Hand Bra by Rebecca Romijn)

最後は Funny Or Die というお笑いチャンネルから、女優レベッカ・ローミン(本人)が自分の「手ブラ」を商品化するというフェイクCMコント。

なんとなく最後くらいはこんなのもと思ってピックアップしました。
ある意味、前回で最後にもってきて現在、日本からは見れなくなっている Betch! のコントのリベンジです。(下らないだけで笑えないけど、まあ、そこがおもしろいとも言える、という点で共通するかも)

あとがきとおまけ

下ネタのコントで英語のリスニング第2弾、いかがでしたでしょうか。

かなり下品なネタが揃っていましたが、それほど低俗な感じはしませんよね。

なんとなく、アメリカのお笑いは下品なネタを使っていかにスマートに笑わせるかがうまい気がします。

それでは最後に、クリステン・シャール(Kristen Schaal)というコメディアンのスタンダップコメディ「男を喜ばせる方法(Pleasing a Man)」でお別れしたいと思います。

コントじゃないのでおまけにしましたが、かなり腹を抱えて笑ったので、下ネタが好きな方はぜひ見てください。

スタンダップコメディは英語の聞き取りが難しいことが多いのですが、これは比較的聞き取りやすいので、英語のリスニングにも最適です。

detour = 迂回する(0:09)

追記

下ネタばかりじゃなくて、ぜひ他のコントの記事も見てくださいね。
(一部、日本からの視聴にブロックがかかって見れなくなっているコントがあります)

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