Do You Wanna Build a Snowman?の歌詞(和訳あり)で英語の勉強【アナと雪の女王】

本日はディズニー映画『アナと雪の女王(Frozen)』の数多い名曲のひとつ「Do You Wanna Build a Snowman?(雪だるまつくろう)」をとりあげます。

この曲、とても英語がカンタンで、中学生のときに学んだ英語でほとんど理解できそうです。

日常会話で使えそうな表現もたくさんあります。

まずは私がこの歌詞を訳してみました。

Do You Wanna Build a Snowman?
雪だるまつくろう

Elsa?
Do you want to build a snowman?
Come on, let’s go and play
I never see you anymore. Come out the door
It’s like you’ve gone away
We used to be best buddies
And now we’re not. I wish you would tell me why
Do you want to build a snowman?
It doesn’t have to be a snowman

Go away, Anna
…Okay bye

エルザ?
雪だるまつくろう
ねえ、遊びにいこうよ
もう会えないっていうの。出てきてよ
どこかにいなくなっちゃったみたい
前は一番の仲よしだったのに
すっかり変わっちゃったね。どうしてなのかな
雪だるまつくろう
雪だるまじゃなくてもいいからさ

「あっち行って、アナ」
「わかった。じゃあね」

Do you want to build a snowman?
Or ride our bike around the hall?
I think some company is overdue…
I’ve started talking to the pictures on the walls
Hang in there, Joan
It gets a little lonely all these empty rooms
Just watching the hours tick by

雪だるまつくろう
それとも、広間で自転車を乗りまわす?
誰かさんがなかなか来てくれないなあ……
もう仕方なく壁の絵と話してるんだから
「ジャンヌ、頑張って」
誰もいない部屋ばかりでちょっと寂しいわ
ひたすら時計がチクタクするのを眺めてる

Elsa?
Please, I know you’re in there
People are asking where you’ve been
They say “have courage”
And I’m trying to…
I’m right out here for you. Just let me in
We only have each other
It’s just you and me
What are we gonna do?
Do you want to build a snowman…

エルザ?
お願い、いるんでしょ
みんなあなたのこと心配してるよ
「気をしっかり持って」って言ってくれる
わたしも頑張ってるんだけど……
わたしはここにいるから。中に入れて
もうお互い他に頼れる人がいないの
あなたとわたしだけ
これからどうしたらいいの?
雪だるまつくろう……

なんだか訳してて悲しくなってきました。

それでは気をとりなおして、ここから英語の勉強になりそうな行をひとつひとつあげてみます。




do you want to build a snowman?

まずはタイトルのこの一文。

do you want to 〜

これは人を誘ったり、何かを提案したりするときによく使う表現ですね。
もちろん単純に「〜したい?」と質問する場合にも使いますが。

人を誘っている場合は、必ずしも疑問文で解釈する必要はなく、日本語で「〜しようよ」のニュアンスです。

なので、訳は「雪だるまつくらない?」でも「雪だるまつくろう」でもいいわけですね。

come on

次はこのフレーズ。

come on = ねえ、さあ

come on というと、文字どおりには「おいで」という意味ですが、こんな感じで、今現在の状況を変えたいときの掛け声としてもよく使われます。

遅い人を「早くしろ」と促すとき、何もやらない人に対して「ちゃんとやれ」とハッパをかけるとき、余計なことをしている人に対して「やめろ」と言うときなど。

この歌の場合は、ずっと部屋に閉じこもって遊んでくれないエルザに対して「お外に出て遊ぼうよ(let’s go and play)」と語りかける、その直前の掛け声として使われています。

let’s go and play

これはカジュアルな会話でよく使われる言い回しですね。

let’s go and 〜 = 〜しに行こう

例えば、

let’s go and eat
(食べに行こうよ)

とか、私は海外の学校に通っていたとき、昼休みになるといつもこの言い回しを使ってました。

中学生の頃は

let’s go to play
let’s go to eat

などの構文で習いましたけど、アメリカに住んでると、そういう言い回しよりも

let’s go and play
let’s go and eat

みたいな言い回しや、あと and や to が省略されて

let’s go play
let’s go eat

なんて言い回しの方が多く使われる気がします。

I never see you anymore

これ、ちょっと誤解が生じやすい一文ですね。

never と anymore がついているので、「もうあなたとは会いたくないわ」みたいな意味の言い回しっぽいですね。
しかしそれだと前後の文脈が通らないし、第一「もうあなたとは会いたくないわ」という場合は「I’ll never see you anymore」とか「I won’t see you anymore」みたいに未来形で言う方が自然です。

ここは現在形であることがポイントで、現状を説明することでちょっと皮肉っぽく不満を口にしているんですね。
日本語にすると「もう二度と会えないみたいじゃなーい」みたいな物言いがいちばん近いんじゃないでしょうか。

なかなか会ってくれない友達に「あなたとはどうせもう二度と会えないんだよ」なんて言う場合は、心のなかではとても会いたくて、「違う」って否定してほしいから言うんですよね。

そんな感じの心理からきてるんだと思います。

it’s like you’ve gone away

これも中学だか高校のときに have gone と have been の違いで習いましたっけ。

have gone は、「どこかに行ってしまった(今はここにいない)
have been は、「行ったことがある(今はここにいる)

なので、you’ve gone away で、「どこかに行ってしまった(いなくなってしまった)」という意味です。

it’s like 〜 は、「まるで〜のよう」という意味の構文。

つまりアナは、エルザは同じ家に住んでいるのに、「まるで、どこか遠くに行ってしまって、いなくなっちゃったみたい」と言っているわけですね。

we used to be best buddies

used to も、中学か高校のときに習った熟語ですね。
よく be used to との違いで説明される構文です。

used to + 動詞の原形 = かつて〜だった(今は違う)
be used to + 動詞の現在分詞 = 〜に慣れる

例えば、こんな感じです。

I used to play the piano.
以前、ピアノを弾いていた [今は弾いていない])

I’m used to playing the piano.
(ピアノを弾くことに慣れた

buddy = 仲間、なかよし

なので、この行は「以前は一番のなかよしだったのに」という意味になります。

I wish you would tell me why

この I wish も、中学か高校のときに、I hope との違いで説明される構文ですね。

I wish も I hope も「〜であることを望んでいる」という意味ですが、ニュアンスは以下のようにぜんぜん違います。

I wish 〜(可能性が薄い、または不可能な場合)= 〜だったらいいなあ
I hope 〜(実現する可能性は十分ありうる場合)= 〜だといいね

I wish は叶いそうもない願望を口にするときの言葉なので、そのあとにくるセンテンスは仮定を表す意味で、過去形になります。

なので、ここをもし

I hope you will tell me why

と言い換えると、「いつかきっと教えてくれるよね」みたいに、希望が入り混じったニュアンスになりますが、

I wish you would tell me why

なので、「どうしてなのか教えてほしいな。やっぱりダメなのかな」みたいに、届かぬ想いを馳せている感じになりますね。

some company is overdue

おそらくこの歌でいちばん難しい一行がこれじゃないでしょうか。

まず some company の解釈ですが、some はここでは「いくつか」という意味ではなくて someone(誰か)とか someday(いつか)とか somewhere(どこか)と同じ「何か」を意味する some です。

company は「会社」という意味もありますが、ここでは「仲間」という意味。

つまり some company で、「誰か一緒にやってくれる人」というような意味で使われる熟語です。

この熟語を使った一番よく聞くフレーズは you need some company? で、これは「一緒にやろうか?」とか「一緒に行こうか?」などの意味です。

で、overdue は「期限切れ」「締め切りすぎている」「未払いの」という意味ですが、ここでは単純に「もうとっくに来てもいいはずなのに、まだ来ていない」もしくは「とても必要なのに、ここにいない」というような意味です。

なので、ここは日本語にすると「遊び仲間の誰かさんが来てないぞ」みたいなセリフになります。

「誰かさん」というのはもちろんエルザのことですが、それを皮肉っぽくひとりごとみたいにつぶやいてるんですね。

hang in there, Joan!

hang は「掛ける」という意味の単語。
和製英語のハンガー(hanger)の hang ですね。

hang in there で「頑張って」という意味の熟語になります。

文字どおりには「そこで掛かっていて」ですが、そこから「そこで踏ん張っていて」というようなニュアンスになり、日本語でいう「頑張って」を意味するようになるのだと思います。

この歌詞の場合は、壁にかかっている絵に話しかけているので、文字通りの意味もシャレとしていかされているわけですね。

joan(ジョーン)はジャンヌ・ダルク(Jeanne d’Arc)の英語名です。

It gets a little lonely all these empty rooms

この場合の get は、「〜の状態になる」という意味で使われています。

It gets = 〜の状態になる

例えば以下のような感じで使われます。

it gets cold = 冷え込んできた
it gets on my nerves = ムカついてきた
it gets better = 良くなってきた

つまりここは「だーれもいない部屋ばかりでちょっと寂しくなってきたなあ」というセリフになります。

People are asking where you’ve been

直訳すると「みんなに、あなたはどうしたの、って聞かれる」です。
私はここ、さっくり「みんな心配してるよ」と訳しました。
これが日本語でいちばん近いニュアンスだと思います。

大事な人のお葬式に顔を出さなくて、「彼女、どうして来ないの?」って口々に聞かれたことを本人に伝えるとき、日本では慣用句的に「みんな心配してたよ」と言いますよね。

People are asking と、現在形になっているのは、まだお葬式の直後で、参列者がまだ残っていて、この後も聞かれる可能性があるからでしょう。

where you’ve been は、さっき have been について説明した通りで、「どこに行っていたの」という意味になります。
お葬式で姿が見当たらないことを受けて、その特定のひとときの間を指して聞いているので、have been が使われているんですね。

They say “have courage” and I’m trying to…

courage は「勇気」の意味がよく知られていますが、この場合は「苦境を乗り越える気力」のことを言っているので、前の句の解釈は「みんな『気をしっかりもって』って言ってくれる」となります。

問題は後の句。

I’m trying to… = わたしも努力はしている

人が I’m trying to という場合は、いつかはよくなってゆくにしろ、現状はその逆ってことです。
アナは、かなり精神的にまいっている様子が伺えますね。

We only have each other

直訳すると「わたしたちはもうお互いしかいない」です。

意味合いとしては「わたしたちはもうお互いしか他に頼れる肉親がいないの」ということを言っているセリフですね。

雪だるまのない景色

あとがき

今日は「Do You Wanna Build a Snowman?(雪だるまつくろう)」で英語の勉強をしてみました。

つくづく、最初はかわいい歌なんですが、それだけに、最後の落ち込みが激しいですね。
とくに最後の一行は悲しいです。

英語の勉強で何度も繰り返し見るのは辛いものがありますが、このあと楽しいシーンもたくさんありますので、気をとりなおして先に進みましょう。

次回の『アナと雪の女王で英語の勉強』はそんな楽しいシーンからお送りいたします。

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