英会話の上達に必須! 映画のマイナーな言葉から文化を学ぶ

映画で英語を勉強していると、ぶち当たる問題。

それが、固有名詞・スラング・古語・方言など、

あまり日常会話では使われそうもない言葉をどうするか?

という点です。

例えば戦争映画は軍隊で使われる専門用語が多く出てきます。
SF映画は科学的な学術用語が。歴史ものは古くて現在ではあまり使われない表現が。
アメリカ南部が舞台の映画だと南部訛りや方言が多くなるかもしれません。

ベンハーのシーン

TOEICや受験が目的だったり、ただ日常会話に不自由しない程度に学べればいい、と考えている方には、これはあまり効率的ではない、と思われるかもしれません。

しかし私は、どんなマイナーな言葉も、その映画の中で実際に使われていた以上は、しっかり調べて把握することをオススメしています。

言葉を学ぶということは、その国の文化を学ぶということでもありますし、マイナーな言葉にこそ、その文明の文化的な側面が反映されているものだからです。

* * *

例えば固有名詞。

日本人が

「小岩というところは何県に属しているか? 千葉県か? 東京都か?ここがむつかしい。十人のうち、五人まちがう(坂口安吾『田園ハレム』より)」

という文章を読んだら、日本人なら言ってることのニュアンスはわかりますよね。
しかし日本語を習ったばかりの外人はよくわからないでしょう。
せいぜい勘がいい人が、そういう地名の場所がTOKYOとその隣のcityとの境目あたりにあるんだな、くらいにわかる程度じゃないでしょうか。

そんな感じで、英語の映画を見ていると、固有名詞はなかなか日本人には理解できないことがたびたびあります。

例えば『キック・アス』という映画で

「You know what? Todd said they do still make Count Chocula. They just don’t sell it in the store anymore」
(ねえ知ってる? 『チョキュラ伯爵』って、そこらの店に並ばなくなっただけで、まだ製造はしてるんだって。トッドが言ってた)

というセリフがあります。
日本人は「この『チョキュラ伯爵』ってなんだ?」と思うけれども、まあそういう商品があるんだろう、くらいに思って、調べもせずに飛ばす人がほとんどじゃないでしょうか。

しかし私はこういうのもしっかりGoogleで調べて、

「なるほど、『チョキュラ伯爵』とはチョコレート味のシリアルで、アメリカを代表する食品会社ゼネラルミルズが70年代から発売したモンスター・シリアルのシリーズのひとつ。同シリーズには他に『フランケン・ベリー』や『ブー・ベリー』『フルーツ野獣』『フルーティーおいしいミイラくん』などがあるのか」

と理解し、さらにYouTubeでCMなども見たりする。

固有名詞もスラングも方言も専門用語もすべて理解しながら、ひとつの映画の全ボキャブラリーとリスニングを制覇する。

これは言葉を変えると

その映画を見ている最中は、アメリカ人と同じになる

ということです。これが映画で英語を勉強する究極の目標です。

こうしてひとつの映画を完全にアメリカ人と同じように理解することで、身につく会話力、英語での発想力は、英会話に計り知れないメリットをもたらすことでしょう。

壁の落書き

ただし、スラングに関してはちょっと気をつけた方がよいです。

スラングを実際に会話に使用する場合は相手に気をつけないといけませんし、下品な言葉、いわゆる bad words は英語を聞いて理解するためだけのもので、基本的には自分からは決して使わないもの、と最初に決めておきましょう。




言葉の本当の役割とは

ここでちょっと言葉の本質に食い込んだ話をしますね。

当たり前の話ですが、「言葉」というのは、会話のためだけにあるのではありませんよね。
会話は、言葉の役割の半分以下です。

あとの半分以上の役割は、「過去の人たちとの対話」です。
過去に誰かが文字で書き記したもの、過去に誰かが映像に残したもの、むしろ言葉というのは、そういった過去の人たちが残した精神のカケラとの対話のためにこの世にあるわけです。

そして、それらの芸術作品・記録などを通した、過去の人たちとの対話で得たものが、今の人たちとの会話に生かされてゆく。
だから人との会話も厚みのあるものになっていく。

言葉というのはそういうものです。

慣れてくれば「この表現はちょっと古そうだ」とか、「この表現はフォーマルっぽいからカジュアルな会話で使ったら、ちょっと違和感がありそうだな」とか、なんとなくわかってきますし、そこに多少のズレがあっても、いつかは人との会話で修正されていくものです。

どんな言葉を覚えても、ちょっと乱暴そうな言葉や、下品な言葉だけ気をつけていれば、会話にそれほど支障が出ることはありません。

映画の中で実際に使われた言葉である以上、それは英語の修得に必要な言葉だと私は考えています。

このブログでも英会話に役立つボキャブラリーに偏ることなく、マイナーな言葉もちょくちょく扱っていくつもりです。

古代の壁画

留学せずに独学で英会話が上達できるコツを記事にしています
海外留学せずに独学で英会話を上達させる勉強法

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

Sponsored Link




%d人のブロガーが「いいね」をつけました。